検体識別ラベルを用いた検体管理
ラベルを用いた識別は、検体管理のゴールドスタンダードと言えるでしょう。多くの場合、管理は小スケールから始まることが多く、初期投資が少なくて済む識別ラベルはリーズナブルな選択肢です。特殊な投資は必要なく、ラベルプリンター(熱転写 or 感熱)とバーコードリーダーがあれば、環境は整います。
検体管理に特化した専用ラベル
超低温環境のみならず、薬品・有機溶媒耐性やオートクレーブ耐性、凍結面の貼り付けや剥離証明など、様々な機能性ラベルがあり、運用に即した選択が柔軟にできます。また、PCRチューブやクライオチューブのような小型容器から、フリーズボックス、IVFストロー、病理検体、金属ラック、各種ボトルなど、対象容器の形状やサイズに適したラベルの選択肢が豊富にあります。
弊社で取り扱うラベルのラインナップは、弊社Webサイトから利用シーンあるいは管理対象物から絞り込んで選択できますのでご確認ください。
手作業によるラベル貼付の煩雑さを解消
研究現場で用いられるサンプルは、相互汚染や感染、超低温サンプルからの低温やけどを防止するため、プラスチック手袋を装着した状態での操作が求められます。手袋を装着した状態でのラベル貼付けは、非常にストレスのある作業で、貼り付けミスによるラベル再発行が必要なケースもあります。
また、手順をしっかり管理しておかないと、ラベルの貼り間違いや取り違えが起きるリスクもあります。
これらの問題を解決するため、チューブトップに貼り付けにくい円形ラベルを手早く確実に処理できるPikaTAGや、ラベル台紙が分離することでプラスチック手袋にくっつきにくい、SimPEELテクノロジーラベルなどの便利ツールもあります。
PikaTAG™ 円形ラベルアプリケーターキット
超低温対応ラベル (SimPEELテクノロジー) 25.4×25.4mm
自動ラベリングシステム
管理する検体数が多くなると、手作業でのラベル貼付が追い付かず問題となるケースはしばしばあります。近年のコロナ禍においては、大量に届く検査検体や、検査試薬キットなどの製造分野において、これらの問題が浮き彫りとなりました。弊社では、検体管理ソフトウェアと連携し、バイアルやチューブへのラベル印刷と貼付と同時に行える、自動ラベリングシステムのご提案が可能です。
Sci-Print VX2 / VXL 自動チューブラベリングシステム
SpinLabeler コンパクト・チューブラベラー