マスター管理
マスター管理機能は、検体に対する患者情報、いわばカルテのような情報管理として利用することができます。マスター管理機能は、標準では有効となっていません。設定画面で当機能を有効にすることでマスター管理画面が表示されるようになります。

マスター管理では、サンプル情報と同様に、拡張項目として様々な情報を管理できます。「一般」「単一選択」「複数選択」「画像」「ファイル」の中から項目を追加できます(複数選択及び数値項目は実装されていません)。
マスター情報のラベルを印刷することもできますので、紙カルテへの貼付や情報の識別に利用することができます。

サンプルとの最大の違いは、物品としての管理を想定していないところにあります。サンプル情報と異なり、入庫日・出庫日といった情報はデフォルト項目としてはありません。患者情報や登録サンプルのもととなる株情報など、無形の情報を管理することを想定しています。
マスター情報からのサンプル登録
マスター管理を有効にすると、サンプル拡張項目の設定に「次のマスター項目からコピー」が有効になります。この設定を有効にして作成したサンプル拡張項目は、サンプル作成時点のマスターの情報をコピー(引用)して登録します。



マスターに関連するサンプル情報の表示
マスター情報からは、対象のマスターデータをもとにして登録したサンプル情報を一覧表示できます(複数回登録した場合、すべての情報が一覧表示されます)。

また、サンプル管理画面からも、サンプルのもととなったマスター情報を表示することができます。

サンプルとマスターはシステム内で関連情報であることが管理されていますが、関連することがわかる情報を登録しない限り、それぞれは独立した情報です。サンプル情報を外部に提供する場合、相手先に対しては完全に匿名化された情報として提供することができます。
元々は患者情報からサンプルを登録することを想定した機能ですが、サンプルの延長にある様々な情報の管理としてお使いいただけます。


